ランニングによるオーバーユース(使い過ぎ)の結果、膝の内側(管理人の感覚では、"裏側と内側の境目辺り")に痛みが出ることがあります。これは、鵞足炎(がそくえん)と呼ばれ、違和感を感じる辺りに圧痛(押すと痛むこと)が出るのが特徴です。

鵞足(がそく)については、ウェブサイト上でも多くの説明が見られるので、詳細は割愛しますが、3つの筋肉(縫工筋(ほうこうきん)、薄筋(はっきん)、半腱様筋(はんけんようきん))がほぼ同じ場所(膝の内側)に付着しており、鵞鳥の足のような形をしていることからこのように呼ばれています。

私の経験では、膝の内側が詰まったような感じになり、曲げづらいし、伸ばしづらかったです。中々治らなかったため、いくつかの接骨院・治療院に通う中で、「曲げる時と伸ばす時とどちらが痛いか」と聞かれましたが、私の場合、一概には言えませんでした。1時間くらい椅子に座った後で立つと痛むことが多かったので、伸ばす時に痛むという感じもしましたが、逆にしばらく起立状態を続けた後に、曲げると痛む時もあったのです。

私が左脚に鵞足炎を患ったのは、高校生の頃なのでもう15年くらい前の話ですが、本当に忌々しくストレスが溜まったことを鮮明に記憶しています。。長距離走を真剣にやる人は、走れないことに苛立ちを覚える傾向が強いと思いますが、私もその典型で、その当時は、何をやってもダメでした。アイシングや周辺筋肉を含めたマッサージ、消炎鎮痛剤の使用、長期(約1ヶ月)の休養等しましたが、圧痛は中々取れません。痛みが取れない悔しさで、ある治療院では涙を流してしまいました。そんな中、最終的に絶大な効果があった治療は鍼でした。

痛む箇所にブスブスと本当にたくさんの鍼を打ってもらいました。1回の治療で100本近く打ってもらったと思います。極細ペンくらいの太さの棒で圧痛の有無を確認し、痛む箇所にはペンで点印をつけます。そして、その点印がついた箇所に一本ずつ鍼を打ってもらうのです。圧痛ポイントに鍼が入ると、ビーンと響く感じ(文章では上手く表現できませんが)がしました。その当時は、トリガーポイント療法という名前は無かったと思いますが、痛む箇所に直接アプローチするので、同じ考え方だと言っていいと思います。そして、治療院の先生が根気よく対応して下った結果、左脚の鵞足炎は完全に治すことが出来ました。

私は高校時代にこの左脚、大学卒業直前に右脚に鵞足炎を患っており、実は、右脚には今でも慢性的な圧痛があります。本格的に走っていないことや、仕事で海外にいることもあって完治させておりませんが、トリガーポイント治療を受ければ、この痛みは取り除けると思っています。

鵞足炎
の痛みはしつこく中々とれませんが、圧痛部分に直接アプローチするトリガーポイント療法をやってくれる鍼灸師を見つけられれば、回復期間はずっと短くなると思います。

※最近は、トリガーポイントに自分でアプローチできるマッサージツールも登場しています。タイガーテールはその一例ですが、アメリカのMLBチーム ニューヨークヤンキースでも使われています。気になる方は、こちら




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