この記事で足底筋膜炎の概要と対処方法を紹介しましたが、今回は、原因について少し補足します。

ランナーの足は1マイル(約1.6km)を走る間に約1,500回着地します。言い換えれば、かかととそこに付着する筋組織は、1マイルにつき1,500回の衝撃に耐えていることになります。

ですが、急激な走行距離の増加や足の構造の不備(ローアーチやハイアーチ)、そして不適切なシューズは、足底筋膜に過度の負荷をかけ、やがて炎症を起こしてしまいます。

足底筋膜炎になると、足裏のアーチの真ん中から踵よりに刺さるような痛みを感じることが多いです。また、朝起きて動く時の一歩目が痛いという特徴も先の記事で触れました。この朝の一歩目が痛い理由は、足底筋膜が自己回復するために収縮した状態のまま夜を過ごすため、朝の第一歩を踏み込もうとすると、足底筋膜に急な緊張を生じさせてしまい痛むわけです。

こうした足底筋膜炎の原因から考えると、走行距離の急な増加を避ける(1週間で10%以内の増加に抑える)、専門店でシューズを確認してもらい、自分の足にあったものを履く、というのが予防の大原則となります。また、足底筋膜及びアキレス腱・ふくらはぎのストレッチも重要です。

足底筋膜炎対策用をうたったインソールもあるので、痛みのある時は、こういったものを普段から使うという手もありますね。