以前、鵞足炎に関する記事を書き、その中でトリガーポイントにも触れました(参照記事はこちら)。

あくまで私の経験に基づく考えですが、鵞足炎や長靭帯炎といったランニング障害の多くは、オーバーユース(使い過ぎ)に起因します。そして、使い過ぎて筋肉が過度に収縮してしまうと、休養やストレッチ、マッサージだけではその収縮がリリースされなくなってしまい、慢性的な痛みとして認識されるわけです。

こういった痛みのメカニズムに関する研究は海外の方が進んでおり、筋筋膜性疼痛症候群(Mayofacial Pain Syndrome)という言葉がメジャーになっています。ウィキペディアにも記述があるので、興味のある方は御参照ください(参照記事は、こちら)。

私自身、大学卒業直前から右脚に詰まった感覚があり、その違和感は今でも残っています。先日、こういった症状に対処してくれる整形外科(海外駐在中なので、欧州です)に行き、治療してもらいました。治療の直後、15年ぶりくらいに右脚の詰まりを感じていた個所に血液が流れ出したのか、大腿部分が温かくなりました。鍼治療がメインでしたが、こういったアプローチは効果を即座に実感でき、本当にスゴイと思います。

ちなみに私は、この整形外科へ行く前に別の病院へ行き、右脚のMR検査も受けました。わずかに炎症が見られるものの、骨等は全く問題なしだという結果で、ボルタレンを処方されました(苦笑)。そういった消炎鎮痛剤ではもはや改善しないことは何年もの経験から分かっていたので、がっかりしましたが、自分の膝の構造等々に問題がないことを目で確かめられたと言う意味ではよかったです。

そして、色々と調べ、先の整形外科にたどり着いたわけですが、その整形外科でも、MPS(Mayofacial Pain Syndrome)やTrigger Pointといった言葉は普通に使われていました。私のケースは、ランナーにはよくある症状
だとのこと。ただ、1回の治療で真のトリガーポイントを選別するのは難しく3回くらい治療するのが一般的だと言っていました。私は既に3回の治療を終えましたが、症状は明らかに改善しています。以下にウィキペディアの
抜粋を記しますが、その中にあるとおり、10年以上詰まった感じが取れないままなので、『まだ解明しきれていない複雑な脳の働きも関与させてしまい、完治を難しくしている』部分もあるのかもしれません。

ウィキペディアによると、

『日本ではこの病気に対する認知度が医師、患者の双方で非常に低いため、初期の段階で適切な治療を受ける事が難しく、治療の開始が遅れることにより、痛みの 信号を脳に長時間に渡って入れて慢性化させ、まだ解明しきれていない複雑な脳の働きも関与させてしまい、完治を難しくしている実状もある』

とのこと。私も経験上、同意せざるをえません。最近はトリガーポイントや筋膜リリースを謳った整骨院も増えてきているようなので、現場レベルではもっと進んでいるのかもしれませんが、オーバーユースに起因するスポーツ障害は筋筋膜性疼痛症候群に対するアプローチをすることで劇的に改善するケースがもっとあるのではと思っています。

私は医学の専門家ではありませんが、ランニング障害の克服、特に、トリガーポイントや筋筋膜性疼痛症候群に関する話題、には非常に興味をもっているので、新しい情報があればこのブログでも取り上げます。